疲労試験

疲労試験とは?


ゴムは繰り返し屈曲させると「き裂」が入ります。また、引っ張り続けると伸びきって元に戻らなくなるか、切れてしまったりします。疲労試験では「き裂」の入り方・成長の様子や、ゴムを伸ばし始めてから切れるまでの様子を測定することで、ゴムの疲労寿命などを測定します。

測定の種類・対応測定機・ISO規格など

■屈曲き裂発生試験・屈曲き裂成長試験

国際規格

IS132

相応のJIS規格:参考

JIS K 6260

試験概要

サンプルの上下を試験機で挟み、規定の温度の中で繰り返し屈曲させます。

(き裂成長試験では、あらかじめサンプルに切込みを入れておきます。)

試験結果

◎屈曲き裂発生試験…き裂が発生するまでの時間、き裂の数・大きさ

◎屈曲き裂成長試験…き裂が成長する速度

参考資料

◎モンテック社 疲労試験機 FT3000による試験例

◎モンテック社 疲労試験機 FT3000による試験動画

■引張疲労試験

国際規格

ISO 6943

相応のJIS規格:参考

JIS K 6270

試験概要

ダンベル型のサンプルを試験機で上下から引張り、サンプルが破断するまで繰り返します。

試験結果

疲労寿命、残留ひずみ、最大ひずみ、最大荷重、最大ひずみエネルギー密度

参考資料

◎モンテック社 疲労試験機 FT3000による試験例

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